ファーストリテイリング社からの無効審判、特許庁の「審決」結果について(ご報告)

最終更新日:2020年08月18日 15時48分

ニュースリリース

株式会社アスタリスク

株式会社アスタリスク(本社:大阪市淀川区 / 代表取締役社長:鈴木規之、以下、当社)は、株式会社ファーストリテイリング(以下「ファーストリテイリング社」)から請求されておりました特許第6469758号(以下「本件特許」)の無効審判(無効2019-800041、以下「本無効審判」)において、ファーストリテイリング社の無効請求を一部認めるものの、本件特許の一部については有効に存続するとの審決がでましたので、お知らせいたします。
当社は、ファーストリテイリング社の子会社である株式会社ユニクロに対して当該有効と判断された部分に基づいても差止請求を行っています。

本件特許は、POSレジにて商品を窪みに置くだけで自動的に中身を認識するRFIDに関するものであり、当社としては「本件特許の有効性が特許庁に確認された」ものだと判断しております。
なお、本無効審判の審決において無効と判断された部分につきましても、知的財産高等裁判所に審決取消訴訟を提起する予定です。また、当社は無効部分に対する当該審決の内容を加味した上で、新たな特許(特許第6736244号)を取得したことも併せてお知らせいたします。

ファーストリテイリング社からは、当社が保有する複数の特許に対して本無効審判を含め5つの無効審判を請求されていますが、並行して当社から株式会社ユニクロ、株式会社ジーユーの利用しているPOSレジの利用についての差止請求訴訟にて同社らの特許侵害を争っております。
これらについても進捗がございましたら、随時、発表をさせていただきます。

モバイルソリューションのアスタリスクは、自動認識やIoTの分野において、発明を保護するとともにライセンスなどの特許権の有効活用を推進し、積極的にユーザーの皆様の利便性の向上および業界の発展に貢献してまいります。